ASP担当者と信頼関係ができると、広告の掲載依頼だけでなく、場合によってはコンテンツの作成依頼を受けることがあります。広告から逆算してコンテンツを作る方が収益をあげやすいので、個人的にはウエルカムです。難易度が高いほど頭の体操になったり、モチベーションが向上したりするし、アフィリエイト的にも有望だと思われるので、可能な限り対応することにしています。そのようなことを繰り返すと、ASP担当者との信頼関係がより深まります。
印象に残っているものを、実例として書き残しておきます。
【実例1】
とあるASP担当者から、某ジャンルの個別商品広告を100個近く提案されました。担当者に確認したところ、広告主のところへ営業に行ったら、思いがけず多くの広告を獲得したとのことです。
ASP担当者には「アフィリエイト執事さんだったら、何とかしてくれると思いまして。少しでもいいから掲載してくれませんかね」と言われましたが、さすがに困りました。資料請求1件あたり5,000円以上の特単案件ですので、なんとかしたいとは思いますが、現在のコンテンツに自然な形でそれらを埋め込むことはできません。
うんうん苦しんだ挙句、それらの個別商品広告をランキング化するコンテンツを新たに立ちげることにしました。その結果、ASP担当者が抱えていた個別商品広告の在庫の大半を掲載することができました。また、自分にとってもコンテンツ充実&新たな収益源の創出に繋がりました。
アクセス数は月2,000pv前後に過ぎませんが、確定ベースで月10件前後の高額案件を獲得できるようになっています。
【実例2】
とあるASP担当者から、クレジットカードのランキングページ作成を勧められました。クレジットカードは、種類が多いため莫大な手間がかかりますし、しかも競争が激しいため、一旦は断りました。
ところが、何度か担当者とやり取りしているうちに、切り口を工夫すれば勝負できるような気がしてきました。そのやり方であれば、更新作業もさほど手間をかけずにできそうです。
ターゲットをピンポイントに絞って作ったところ、今では発生ベースで月50件前後、確定ベースで月20件前後を、安定的に獲得することができるまでに育ちました。AdSenseも貼っていますが、こちらも安定的に結構な額を稼いでいます。
アクセス数は月1万pv未満と少ないですが、クレジットカードの市場規模を考えると、今後更に伸びる可能性があると考えています。新規公開時のアクセス数が多かったですが、その時のことはグーグルハネムーンが連れてきたクレジットカード非公開案件で書きました。
【実例3】
とあるASP担当者から、特単の条件として広告を常時表示してほしい、という打診がありました。指定されたのは、今まで広告枠として使っていなかった場所です。自分的には広告効果が薄いと考えていた「デットスペース」ということもあり、二つ返事で引き受けました(ASP担当者とのやり取りが増えている参照)。
やったことはその場所に広告を掲載するために、コンテンツのレイアウトを少しだけ調整したことだけです。少しの工夫で、新たな広告枠が創出され、特単を獲得できるなど収益機会も増えました。また、それ以降この広告枠をASPとの特単交渉時に、取引材料の一つとして使うようになりました。
成功例だけを掲載しましたが、もちろん失敗例もあります。悲しいことに成功する確率は50%もないです。ですが、失敗してもASP担当者との信頼関係が損なわれることはあまりありません。
今後とも、ASP担当者と一緒にコンテンツを作り上げていきたいです。