ここ一年ほどアフィリエイト収入が月100万円を超えていますが、大半は運営するＷｅｂサイトで稼いでいます。Ｗｅｂサイトに連動させてブログも運営していますが、ブログでのアフィリエイト収入は全体の1%にも届きません。
　
　ブログの主目的は、Ｗｅｂサイトのドメイン力を強化することです。もちろん、アフィリエイト収入が入れば、それにこしたことはありませんが、なかなか難しいというのが正直なところです。
　何せブログのページビューは月1万PV前後しかありませんし、AdSenseがメインなので、自然と稼ぎも限定的となります。

　
　ブログにアフィリエイト収入を期待しない理由の一つとして、他サイトとの差別化が難しいことが挙げられます。
　力を入れてブログ記事を書いて人気が出ても、コピーアンドペーストが容易なため、類似サイトが作られるリスクが常に付きまといます。極端な話、「NAVERまとめ」「Seesaa Wiki」「FC2 WIKI」など、ドメイン力が強いまとめサイトに類似サイトを作られてしまうと、検索順位で勝つことは難しくなります。これは厳しい。
　
　また、アクセス数アップのために、新たな記事を継続的に投稿しなければならないことも、自分にとっては大きな負担です。文章を書くのは嫌いではありませんが、急かされると一気にヤル気がなくなります。そのような状態で、仮にブログ記事が書けたとしても、内容の薄いものにならざるを得ず、ブログの質は確実に落ちます。内容の薄い記事の増加と共にアクセス数も増えるでしょうが、一時的な現象に終わる可能性が高いです。有名人ブログなどの何らかのアドバンテージがない限り、質の低いコンテンツで固められたブログは淘汰されていくと思います。
　
　ブログ記事数が増えると、管理が疎かになることも難点です。ブログは時事ネタが多くなるのでコンテンツ内容が陳腐化しやすいことに加え、管理する価値を見いだせない記事が増えます。リンク切れは極力避けたいので、過去のブログ記事を管理できないとなると、少なくとも成果報酬型広告は入れられなくなります。成果報酬型広告がダメだと、アフィリエイト収入は頭打ちです。
　成果報酬型のアフィリエイト広告でリンク切れが頻発すると、そのブログ全体のアフィリエイト収入に悪影響を及ぼします。そのような管理不十分なブログが訪問者に対して商品やサービスを勧めても、アフィリエイトの成果は限定的なものになると思われます。
　
　ブログの場合、記事の中にスクリプト（有用なツール）を盛り込むことが難しいです。実はこれが自分にとって最大のウイークポイントです。
　例えば、ブログ記事の中に「JavaScript＋PHP＋JSON」で構築したAjaxスクリプトを含めようとしても、簡単にできることではありません。運営しているブログは、Ｗｅｂサイトに連動するようにプログラムをゼロから書いていますが、様々な制約があるため、個別記事にスクリプトを入れることは、かなりの手間です。と言うより、そのような手間をかけるのであれば、Ｗｅｂサイトの新コンテンツとして作成した方が何倍も楽です。
　
　どうしてスクリプトにこだわるかと言えば、それが自分にとっての他者との明確な差別化ポイントであるからです。スクリプトを駆使すれば、有用なツールを作成することが可能です。しかも有用なツールはテキストと違って、コピーアンドペーストが容易にできません。類似サイトが出にくいので、インターネットにおいてオンリーワンのＷｅｂサイトになれる可能性があるのです。これがブログであれば、自分の場合、オンリーワンになる可能性は限りなくゼロです。
　
　自分にとって最大の強みは、有益かつタイムリーな情報を、それを更に使いやすくする有用なツールとセットで提供できることです。その強みを常にブラッシュアップすることで、アフィリエイト収入の極大化をはかっています。これからも同じ路線を選択するでしょう。
　残念ながら、ブログはそういったことに向いていません。これがブログで稼ぐことを期待しない最大の理由です。