アフィリエイトで稼ぐために必要な能力

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 アフィリエイトで月100万円以上を2年近く稼ぎ続けているのは、Webサイトに関する総合的な作成能力のおかげだと認識している。
 文章を書くのはどちらかと言うと苦手だし、デザインセンスも乏しい。この2つの点については、いわゆる「ブロガー」と呼ばれる方々より確実に劣る。勝負にならないと分かっているので、勝てる可能性が高いものに注力している。自分の場合、プログラミング能力と広告の選別能力の2つだ。
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 ユーザーが求めるコンテンツを提供するのが大前提だが、それだけでは足りない。その他にも、効果的な集客や、適切な広告配信などが必要になる。更に言うと、集客と広告はセットで考えた方が儲かる。

 稼ぐための集客だが、実は結構難しい。数を集めればいいというものではない。アフィリエイトの成果があがりやすいユーザーを集めるのが非常に効率的だ。
 そのためにはSEOをはじめとした集客技術が必要とされる。プログラミング能力があれば、当然ながら柔軟に対応できる。

 例えば、パンくずリスト。「HOME > [カテゴリー] > [サブカテゴリー] > コンテンツ」のようなものだ。
 ユーザーにとっても有意義なものであるし、構造化データにすればSEO的にも有利に働く可能性が高い。パンくずリストを自由にカスタマイズできれば、理想的なSEO対策も夢ではない。
 自分は「Wordpress」についてあまり知らない。だが、WordPressでのパンくずリスト(SEO対策済・プラグイン不要)ぐらいのことは、さほど苦労することなくできる。なぜならば、PHPに習熟しているからだ。加えて「アフィリエイト収入」というキーワードでSEO(descriptionの設定)「アフィリエイト収入」というキーワードでSEO(pubdateの設定)のようなこともできる。
 「Wordpress」にプラグインを入れているだけの人に比べると、圧倒的に有利なことは間違いない。プログラミング能力があれば、このように自在にカスタマイズできるのだ。
 
 次は広告について。
 自分の場合、AdSenseと成果型アフィリエイトの2本立て稼いでいる。

 AdSenseの最適化は、とにかく目立つ位置に、数多く配置することに尽きる。テンプレートを使っている人にとって、このような最適化は結構難しいことなのだが、プログラミング能力があれば簡単に実現できる。そのため、何度もテストすることが可能になる。いわゆるABテストである。結果、収益性に差がつくことになる。

 成果型アフィリエイトの場合、原則的にコンテンツの一部に自然な形で広告を埋め込むことで収益の極大化をはかっている。これまたプログラミング能力があると、非常に有利に働く。
 例えば、PC向けとスマホ向けで、広告内容を変えたり、広告サイズを変えたり、そのようなことが可能になる。プログラミングができれば、表示する広告の内容やサイズ、色などを、ユーザーに合わせて配信できるようになるのだ。結果、収益性に差がつくことになる。

 広告を探す能力も必要だ。一般的にはコンテンツから逆算して広告を探すが、逆に広告をベースにコンテンツを作り上げることもある。
 特に後者の「広告ありき」の場合、そもそも競合サイトが多いと思われるので、公開しても埋没してしまう可能性が高い。よほど独創的で、かつ、有意義なコンテンツでないと、稼ぐことはおろか、集客することさえ、絶望的であろう。ここでもプログラミング能力が生きてくる。独創的かつ有意義なコンテンツを作ることができるのだ。

 例えば、広告主の多そうなウオーターサーバーについて考えてみる。
 自分の場合、「Wordpress」を利用して地域別ウオーターサーバー最新情報(※テスト)のような動的ページを作ることができる。これは単純に「地域」で絞り込むだけだが、当然ながら項目を増やすことも可能だ。
 ここで「価格に敏感で時間に余裕のないユーザー」を集客のメインターゲットと仮定する。各ウオーターサーバーの価格と重量をデータベース化すれば「最安値」が、キャンペーン内容や期間をデータベース化すれば「期間限定」が、それぞれ分かる。それらを「地域」ごとに絞り込み、ランキングできるようにする。「価格に敏感で時間に余裕のないユーザー」にとっては、お得なウオーターサーバーを手間をかけずに見つけることができるので、魅力的なコンテンツとなる可能性が高い。
 更には、「価格に敏感で時間に余裕のないユーザー」のために、売れ筋ミネラルウオーターとも比較できるようにする(ウオーターサーバーの成約数が減る可能性は高いが…)。なお、売れ筋ミネラルウオーターのデータについては、楽天市場やYahoo!ショッピング等のAPIを使えば簡単に自動取得できる。
 加えて、全市区町村の水道料金をデータベース化できれば、地域ごとにウオーターサーバーや水道料金が分かるようになる。ここまでくれば、アフィリエイトサイトというよりも、一般的なお役立ちサイトと言えるだろう。

 広告を起点に、どのようなユーザーに訪問してもらいたいかを考え、そこから逆算してコンテンツを作り上げる。「広告」→「集客方法」→「コンテンツ」という流れである。
 上記ウオーターサーバーの場合、「ウオーターサーバー広告」→「価格に敏感で時間に余裕のないユーザー」→「お得さと手軽さに特化したウオーターサーバー比較サイト」という流れでコンテンツを作り上げていく。肝になるのが、広告の選別とプログラミング能力である。

 広告の選別とプログラミングができれば、商品レビューに頼らないアフィリエイトサイトを作成することが可能になる。文章やデザインのセンスが人並みでも、その他の能力を最大限発揮すれば十分戦えるという訳だ。

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