数ヶ月前に広告掲載を始めたFluctですが、先日広告タグを外しました。
広告の設置場所が悪いにもかかわらず、収益的には思ったよりも健闘しました。今まで価値を見い出していなかった場所に広告掲載して月1万円を超えたのですから、ある意味ラッキーです。AdSenseで塵も積もれば山となることの大切さを学んでいるので、アフィリエイト総収入に占める割合は小さいですが、重要な収益源として認識していました。
また、少ないながら毎日確実に収益が発生するのも魅力的でした。
にもかかわらず、Fluctの広告を外したのは次の理由からです。
- 行動ターゲティング広告にもかかわらず、AdSenseのような広告フィルター機能が用意されていない。
- パチンコ・パチスロに関連する広告が数多く掲載される。
- Fluct広告の表示に結構な時間がかかることが多々ある。
中でも耐えきれなかったのが、2.のパチンコ広告です。
そもそもパチンコを「ギャンブル」と認識しています。運営サイトは一般的な金融情報を扱っているので、「ギャンブル」広告は相応しくありません。しかもパチンコ広告には、二次元女子をキャラクターにするものが結構存在します。人によっては、アダルトな広告、あるいは幼児ポルノを連想させる広告と捉えられる可能性があります。二重の意味で忌避したい広告です。
不適切な広告については、Fluctで対応策が用意されています。
サイトにふさわしくない広告が掲載された場合、Fluctの担当者に伝えれば配信停止処置をしてもらえます。しかも速攻で。
ですが、広告のスクリーンショットをとってメール連絡するのは結構な手間ですし、同じような広告が次から次へと表示されのでキリがありません。
更に根本的な問題として、自分の知らないところで、どのような広告が表示されるのか把握できないことが挙げられます。これは結構怖いです。行動ターゲティング型なので、表示される広告は一切コントロールできません。コンテンツマッチ型であれば、細心の注意を払ってコンテンツを作り上げれば、ある程度コントロール可能なのですが…
例えば、昼休みに息抜きで2chまとめサイトを見た後、「さあ、午後からもう一頑張り」と業務の一環で金融情報系サイトにアクセスした際に、以下のようなパチスロ広告が表示されたらどういう気分になります?
あるいは以下のような電子コミック広告とか。ちなみに、両方共、2chまとめサイトを見た後に、金融情報系サイトで実際に表示されたFluctの広告です。
コンテンツ内容と広告が乖離しすぎているので、嫌な気分になってもおかしくありません。最悪の場合、この金融情報系サイトの利用を取りやめることも考えられます。SNS等を通じて「あの金融情報系サイトは無関係かつ不愉快な広告ばかり表示する」と拡散されるかもしれません。
月200万円前後稼いでいる金融情報系サイトのブランドが傷付く可能性はありますが、少なくとも信頼性を上げることは考えられません。月1万円というメリットに比べると、リスクが大きすぎます。
以前ブログで書いた通り、広告もコンテンツの一部だと考えています。それゆえ、掲載する広告はランディングページも考慮に入れながら慎重に選びます。
どのような広告が表示されるか分からないAdSenseについては、デリケートなカテゴリーの広告を全てフィルターにかけた上で、不適切だと判断した広告については「AdSenseで スゴ得コンテンツ広告 (docomo.ne.jp)をブロック」の通り、広告レビューセンターでブロックします。
FluctもAdSenseと同様に、広告をある程度コントロールできるようになれば、復活させるかもしれません。ただ、最近になって金融情報系サイトの検索順位が不安定になっていることと、Fluct広告が無関係でないような気がしているので慎重に判断すると思います。少なくとも現状のシステムのままでは、再開させることはないです。
ちなみに、無関係でないかも、と判断する理由は以下の通りですが、単なる勘です。情報ソースはありません。ごめんなさい。
- 広告表示に時間がかかるので、サイトの評価が下がるのかも。
- コンテンツにマッチしない広告が多くなったので、サイトの評価が下がるのかも。
- コンテンツの質量に比べて広告数が多くなったので、サイトの評価が下がるのかも。
最後に一言。
短い間ですが稼がせていただき、ありがとうございました。>Fluct及び広告主の方々