4月某日、運営するサイトのサーバーが結構な時間ダウンした。更に間の悪いことに、アフィリエイトで最も稼いでいる検索キーワードの順位下落が重なった。前日までビッグキーワードで2位、ビッグキーワード+「比較」で1位をキープしていたのだが、それぞれ8位と3位に落ちたのである。
もちろんサーバーダウンは痛いが、それと同じぐらいビッグキーワードの順位下落が痛かった。サーバーはやがて復旧したが、検索キーワードの順位は戻らなかった。まさに悪夢の一日だった。
そういう訳なので、翌朝AdSenseの管理画面を確認するのが憂鬱だった。日課ではあるが全く気乗りしなかった。
管理画面を開くと、何やら見慣れないものが表示されている。「4月XX日 の収益額が、推定を 42% 下回っています」だと…
4月XX日 の収益額が、推定を 42% 下回っています
この収益は、4月XX日 におけるアカウントの実際の収益額と推定の収益額を比較することで検出されています。詳しく調査を行い、サイトやトラフィックについての潜在的な問題を特定することをおすすめいたします。
さすがはGoogle。痒いとこまで手が届く、この気配り。グレートすぎる。思わず涙が出そうになったが、もちろん嬉し涙ではない。既に原因を把握しているので、傷口に塩を塗り込まれたような気分だった。
今回の場合、やはりというか、大惨事だったことがこれで確定した。結構長い間AdSenseをやっているが、「収益額が推定をXX%下回っています」と教えられたのは初めてのことである。
赤い線で囲んでいる通り、この時点でAdSense収入は前月比33.8%減。4月に入ってからAdSense収入が激減しているが、サーバーダウンとビッグキーワード順位下落が更に拍車をかけた形だ。
それにしてもAdSenseの仕組みはよくできている。直近のページビューや平均RPMなどをベースに機械的に算出しているのであろうが、この「42%」は妙に説得力のある数字だ。AdSenseで結構な損失を被ったという事実は、より一層のリアリティーを帯びた。
本来であれば、もう少し早い時期にこのエントリーを公開する予定であったが、この記事を書く意欲が湧かなかった。受けたダメージが思ったよりも大きかったためであろうか。
ちなみに最近になって、ビッグキーワードの順位は3位まで戻ってきており、ビッグキーワード+「比較」は1位に復活した。