記事下のレクタングルは本当に効果的なのか? – AdSense広告位置の最適化

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 現在、アフィリエイト広告の位置の最適化作業を行なっています。
 
 最大の目的はAdSense広告の収益アップです。広告ユニット3つ、リンクユニット3つ、検索ボックス1つを貼っていますが、この内、広告ユニット1つとリンクユニット1つについては満足な成果が上がっていません。特に広告ユニット1つは壊滅的な状況です。
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 具体的に言うと、記事下のレクタングルが問題児です。一般的に、記事下にレクタングル大(レクタングル中)を配置するのが最も効果的だと言われていることもあり、試行錯誤を繰り返しながら貼り続けていました。ところが、336×280サイズや300×250サイズのAdSense広告を記事下に設置しても、ページのRPMは他の広告ユニットと比較して4分の1にもなりません。
 さすがにこれはマズイと、広告位置を変えてみることにしました。
 
 成果が上がっている2つのAdSense広告は、いずれも画面上部に設置しています。と、するならば、もう一つのAdSense広告も画面上部に貼ればいいのだろうか?
 しかし、そうなるとファーストビューが広告だらけになってしまいます。サイト訪問者にとっては、悪夢のような状況ですね。嫌われてしまい、サイトの滞在時間が短くなるおそれがあります。よって、却下。では、どこに貼ればいいのか。
 
 メインで運営しているサイトの特徴の一つに、1ページあたりの文字量が多いことがあげられます。これは、SEO対策の一環として、コンテンツの質を高めることを目的に、あえてページを分割しない戦略をとっているためです。
 そこで「記事下のレクタングルが振るわないのは、サイト構成が物凄く縦長だから」であるという仮説をもとに、その理由を考えてみます。

  • 広告に行き着くまでにページから離脱するケースが多い。
  • 記事の情報量の多いので、来訪者はそれで満足してしまい、広告をクリックしない。
  • 記事の情報量の多いので、記事下の広告が目立たない。

 どれも当てはまりそうです(笑)。という訳で、AdSense広告の位置を上方に持っていくことにしました。
 
 記事の途中にAdSense広告を貼るのはいろいろと微妙なので、記事の邪魔にならないサイドに決定。そして、成果が上がっている広告の1つがワイドスカイスクレイパー(160×600)なので、その下にもう一つワイドスカイスクレイパーを設置することにしました。また、縦長の大きな広告(ワイドスカイスクレイパー)が2つ続くので、緩衝材としてその間にブログパーツを入れてあります。
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 今のところクリック率は悪くなく、ページのRPMも以前のレクタングルに比べて1.5倍以上の数値となっています。短期間の測定結果なので、しばらく様子を見る必要はありますが、取り合えず一安心です。今まで苦労していましたが、一定の成果が出たのは喜ばしいことです。
 同時に、成果の上がっていないリンクユニット1つについても、設置場所をワイドスカイスクレイパーの下方に変更しました。こちらも成果が上がってほしいですが、ちょっと虫が良すぎるかな。
 
 なお、このやり方(ページ非分割)で成果が上がっているので戦略を変更するつもりはありませんが、その反面、分量が多すぎるためサイト訪問者にとって分かりづらくなるデメリットもあり、結構悩ましいところです。なるべく分かりやすいサイト構成を心がけているのですがね。
 

【追記】2014/02/28

 経過報告です。
 クリック率、ページのRPMともに、以前のレクタングルに比べて2倍以上の数値となっています。クリック率にいたっては3倍以上です。凄い!
 
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 上記スクリーンショットはAdSenseのレポート画面です。3つのカスタムチャンネルの「ページのCTR」と「ページのRPM」のグラフとなります。具体的な数値は伏せましたが、変更前と変更後で大きく改善したことが分かると思います。
 一番上が変更前のレクタングルで、記事下に配置していたものです。二番目が変更後のワイドスカイスクレイパーで、左サイド中央部に現在配置しています。参考までに、三番目は左サイド中央部に配置しているワイドスカイスクレイパーとなります。
 ワイドスカイスクレイへの変更後、「ページのCTR」「ページのRPM」共に大幅に伸びています。記事下のレクタングルから変更してよかったです。

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