Googleが「モバイルサイト設計の指針:ユーザーの満足度とコンバージョンの促進」を公開しました。
初めて知ることが結構あったので、とてもためになりました、良かったです、と理解した気になっただけでは意味がないので、上記指針に従い、アフィリエイトで月200万円以上稼ぐメインサイトについて自己診断してみました。
全部で25の指針が示されているので、その順番でコメントしていきます。
1. CALL TO ACTION (行動を促す表記)を何よりも目立たせる
× 最も伝えたいことが全く目立っていない。と言うか、そもそも分かりづらい。要改善。
2. メニューは短く簡潔に
△ 短くて簡潔だが、メニュー選定が微妙。より重要なものとの入替について要検討。
メニューの表示方法もユーザビリティーを考えると微妙。ページ末尾へのサイト内リンクではなく、CSSのposition:absoluteとJavaScriptのdisplayとの組み合わせに変更した方が良さそう。となると、3つ目のAdSense広告の取り扱いも変更する必要があるな。
3. トップページへ簡単に戻れるようにする
○ 全ページの一番上にサイト名を表示し、そこにトップページへのリンクをアンダーライン付で入れている。ただし、スクロールすると見えなくなるので、CSSのposition:absoluteで固定化した方が良さそう。
4. 広告は控えめにする
○ バナー広告は1ページ3つ、同一画面に1つ。AdSenseのモバイル広告基準を遵守しているので問題なし。
コンテンツの文章内にテキスト広告が大量に埋まっているが、その全てについてリンク切れを月一回のペースでチェックしているので大丈夫なはず。
5. すぐに目につく場所にサイト内検索を表示する
× ページ末尾のメニューと同一場所に設置しているので分かりにくい。要改善。「MENU/検索」というようなイメージかな(謎)。
6. サイト内検索の結果を最適化する
× 全くやっていない。と言っても、AdSense検索ボックスを使っているから不要かも。
7. フィルタを設定してサイト内検索の利便性を高める
◎ AdSense検索ボックスではやっていないが、それとは別のメインページにおける独自検索では実装済み。
8. サイト内検索で適切な結果が得られるようにユーザーを誘導する
◎ AdSense検索ボックスではやっていないが、それとは別のメインページにおける独自検索では実装済み。
9. まずはサイトをゆっくり閲覧してもらう
‐ ユーザー登録不要の無料情報提供サイトなので関係なし。
10.ゲストとして購入できるようにする
‐ ユーザー登録不要の無料情報提供サイトなので関係なし。
11.既存の情報を活用して利便性を高める
‐ ユーザー登録不要の無料情報提供サイトなので関係なし。
12.複雑な操作には CLICK-TO-CALL ボタンを用意する
‐ ユーザー登録不要の無料情報提供サイトなので関係なし。
13.他のデバイスでも簡単にコンバージョンを達成できるようにする
‐ ユーザー登録不要の無料情報提供サイトなので関係なし。
14.自動機能で入力を簡単にする
‐ ユーザー登録不要の無料情報提供サイトなので関係なし。
15.入力項目ごとに最もシンプルな入力方法を選択する
‐ ユーザー登録不要の無料情報提供サイトなので関係なし。
16.日付を選択させるときはカレンダーを表示する
‐ ユーザー登録不要の無料情報提供サイトなので関係なし。
17.記入例の表記や自動チェック機能で入力ミスを減らす
△ ユーザー登録不要の無料情報提供サイトであるが、フォームを設置しているページも存在するので、一つ一つについて要確認。
18.効果的なフォームを設計する
△ ユーザー登録不要の無料情報提供サイトであるが、フォームを設置しているページも存在するので、一つ一つについて要確認。
19.サイト全体をモバイル向けに最適化する
△ パソコン向けサイトをベースにモバイル向けサイトを作成していることもあり、必ずしもモバイル向けに最適化されていない。要改善。
20.拡大、縮小操作を不要にする
△ 一部のページで最適化されていない。要改善。
21.商品画像を拡大できるようにする
△ ユーザー登録不要の無料情報提供サイトであるが、商品画像を取り扱うページも存在するので、一つ一つについて要確認。
22.最適な画面の向きをユーザーに知らせる
× 全くできていない。要改善。
23.ユーザーを別のウィンドウへ移動させない
△ 一つ一つのリンクについて要確認。
24.「完全版サイト」という表現を避ける
◎ 問題なし。
25.ユーザーの位置情報が必要な場合、理由を明示する
‐ 位置情報を必要としないので関係なし。
自己診断結果は以下の通りです。
- ◎ 3項目(非常に良くできている)
- ○ 2項目(できている)
- △ 7項目(どちらとも言えない)
- × 4項目(全くできていない)
- ‐ 9項目(関係ない)
自分ではモバイル向けに最適化できているつもりでしたので、想像以上に厳しい結果となりました。レスポンシブデザインを採用せず、モバイル向けページを別途用意していますが、パソコン向けサイトの呪縛から抜け切っていなかった訳です。
やはり、第三者的な視線で冷静にサイトを見つめ直すという作業は重要ですね。
逆に言うと、モバイル向けではまだ伸びしろがあるということです。
今回の結果をポジティブにとらえ、徹底的に最適化を行ない、ユーザビリティーの改善とアクセス数アップを目指したいです。