農耕とアフィリエイトの共通点~細く長く稼ぐために

はてな

 アフィリエイトで戦略的に稼ぐには、多くの利益が見込まれるテーマを選定し、コンテンツを充実させ、SEOや広告出稿等で集客する必要があります。また、費用対効果を念頭において、人的資本や予算等を適正に配分しなければなりません。
 
 こうした一連の作業を何度か繰り返すうちに、アフィリエイトは「農耕」に似ていることに気付きました。
 以下、「農耕」は「アフィリエイト」に、「作物」は「コンテンツ」に、それぞれ置き換えてください。
1055272_53185521
 
 農耕を始める前に、多くの利益が見込まれる作物をいくつかピックアップします。思い入れだけで作物を選ぶのは危険です。農作地の状態(アフィリエイトならば無料ブログやCMS等)や自分の得意分野・事業規模により、相応しい作物が変わるので、非常に大切な作業です。
 
 一年目、いくつかの作物を手塩をかけて育てます。そして収穫物を売却します(アフィリエイトならば広告収入)。
 二年目以降は前年の利益などを参考に、育てる作物を再検討します。成果順に優先順位をつけ、成果が高い作物を重点的に育てることになると思います。あまり成果が上がらない作物については、どんなに思い入れが強くても取り止めた方がいいかもしれません。
 
 作物の育て方には様々な方法があります。
 例えば、効率性を重視するなら、作物の種類を絞り込み、化学肥料や農薬をバリバリ使います(アフィリエイトならばコンテンツ外注やサテライトサイト量産や外部リンク購入等)。
 例えば、リスク回避を重視するなら、効率性は落ちますが、多種類の作物を育てます。
 例えば、安全性を重視するなら、効率性は落ちますが、自然農法や低農薬等で育てます(アフィリエイトならばコンテンツ重視や内部SEO等)。
 
 収穫物の売却方法にも様々な方法があります。
 例えば、安定性を重視するなら、JAに一括して売却します(アフィリエイトならばAdSenseオンリー)。
 例えば、リスク回避を重視するなら、インターネット等を使って不特定多数に売却します(アフィリエイトならば複数ASP)。
 例えば、収益性を重視するなら、加工したものを売却します(アフィリエイトならばコンサルタントや出版、セミナー主催等)。
 
 自分の場合、効率は落ちますが、安全性を優先して、コンテンツ重視や内部SEO重視でアフィリエイトサイトを育てています。同時に、多種類のコンテンツを育てることで、リスク回避をはかります。
 収入についてもリスク回避を最優先させて、AdSenseを含めた複数ASPからの広告収入極大化を目指します。また、将来的にはアフィリエイトの経験を生かして、コンサルタント等をやるかもしれません。
 
 アフィリエイトでは細く長く稼ぐことを目指しています。それゆえ、コンテンツのクオリティを保つために自力で育て上げることを重視し、検索エンジンに嫌われるような無理なSEOはやりません。また、広告単価へのこだわりは薄く、成果型広告でASPに対して特別単価を自ら求めたり、単価が高いという理由だけで別ASPに乗り換えるということはしません。
 アフィリエイトに限らず、目先の利益を追求すると、必ずどこかで歪みが生じます。それは回り回って、自分にとって大きなマイナスとして降りかかってきます。下手したら一から再構築しなければなりません。それは余りも非効率すぎます。
 
 ところで、月200万円前後のアフィリエイト収入は、広告主やASPとの「Win-Win」の関係をもとに成り立っている、と考えています。質の高いコンテンツに掲載された広告を通して成果が上がれば広告主は喜びますし、もちろんASPもサイト運営者も喜びます。三者共に儲かり、信頼関係が構築されている、これが現在の状況です。
 今後もこの収入が継続するかどうか分かりませんが、少なくとも広告主やASPとの良好な関係が崩れたときは終わりを迎えるでしょう。これだけは避けなければなりません。
 
 自分のポリシーは「細く長く稼ぐ」です。そのためには、広告主やASPとの良好な関係を壊すようなことをせずに、愚直にコンテンツを育て続けるしかありません。

はてな

関連するアフィエイト情報