熱血adsense部のオンラインセミナーに参加した。
今回のテーマはデザイン。自分にとって苦手なものの一つです。
「熱血!AdSense 部」春学期 WEEK2 デザインの考え方
以下、心に残っていることを箇条書き。
- デザインはラテン語の「デジナーレ」が語源で、目的の実現方法を計画して設計する行為。デザイナーとは、目的の実現方法を計画して設計する人。
- 良いデザインは、簡潔に、素早く、効率的に、情報を伝えることができる。
- デザインは、表層に現れる「ビジュアルデザイン」よりも、戦略(ユーザーニーズ・ビジネスゴール)や要件(コンテンツ・機能要件)といった表に出ない基礎的部分の方が重要。「ビジュアルデザイン」は氷山の一角。
- 誰のためのデザインかを常に意識する。ユーザー? 広告主? 検索エンジン?
- ユーザーを絞り込んだ方がデザインは明確になる。コンテンツに対する想定されるユーザーのアクションを洗い出す作業が必要不可欠。
- デザインを考える際に必要な3要素は「スキル(技術)」「ナレッジ(知恵)」「マインド(意図・思考・実現力)」。
- デザインのスキルは、基礎的なことを習熟した後は、ひたすら「模倣」することで磨く。
- デザインのナレッジは、覚える必要はなく、手元に必要な情報を置いておけば足りる。人間工学・心理学・マーケティング・ブランディング等のナレッジが必要。
- デザインのセンスは、訓練によりある程度のレベルまで習得可能。プロのデザインを見て、「どういう意図でデザインされているか」を読み解くことを繰り返し、デザインのセンスの引き出しを増やしていく。
- すぐに役立つテクニックは「近接(漠然としたグループ化)」「整列(意識的な配置)」「反復(ルールを繰り返す)」「対比(情報の意味による差別化)」。
- 情報を整理して分かりやすく伝えることを常に心がける。
「The Elements of User Experiment」という考え方が興味深かった。5つの階層を下から上へ積み重ねていく手順が、遠回りに見えて、最も効率的だそうだ。要するに土台がしっかりしていなければ、サイトの修正やリニューアル時に苦しむということ。心当たりがありすぎて胸にぐさりと突き刺さる。
- 表層:ビジュアルデザイン
- 骨格:インターフェースデザイン
- 構造:インタラクションデザイン
- 要件:コンテンツ・機能要件
- 戦略:ユーザーニーズ・ビジネスゴール
印象的だったのは、デザインの本質とは「情報の計画設計」ということ。表層部分の「ビジュアルデザイン」だけをデザインと思い込んでいたので、目から鱗でした。
また、訓練によりデザインセンスをレベルアップできるというのは、自分にとって大いなる希望となりました。Apple等のサイトを例に、デザインの意図を読み解く方法を実演されていましたが、非常に参考になりました。
今回のオンラインセミナーは、初耳のことばかりで、かつ、内容が深く充実していたので、満足度が非常に高かった。一時間が短く感じたぐらい濃いセミナーであった。講師である藤原由翼さんのお話をもっと聞きたいと思った。
ありがとうございました。