アフィリエイト報酬より大切なこと

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アフィリエイト収入イメージ
画像:フリー素材屋Hoshino

 12月初旬、久しぶりにPageSpeed Insightsで、メインサイトの表示速度を確認したところ、ボロボロの状況でした。修正すべき項目が多すぎたのです。ASPのバナー広告の多さが一つの要因ですが、もちろんそれだけではありません。
 サイト表示を遅くしていた最大の要因は、某クリック報酬型ASPの広告枠でした。非同期で読み込まないため、HTMLの描画がそこで止まってしまうのです。しかも3ヶ所も設置していました…

 そのことに気付いたとき愕然としました。以前の自分であれば、そのようなものを導入する前にテストしていたはずです。仮に事前テストをしていなくても、サイト表示の遅さにすぐに気付き、原因を探ったことでしょう。
 ところが、今回は数ヶ月に渡って放置しました。なぜかと言えば、サイト表示の遅さが気にならなかったからです。アフィリエイト報酬を最優先し、ユーザーの利便性やSEOを軽視した結果です。本末転倒ですね。お金に狂っていたとしか思えません。

 早速改善に取り掛かります。
 まず、広告枠についてはiframeタグを利用して非同期化しました。確認したところ、アフィリエイト報酬に占める割合が1~2%程度と少なかったので、露出数も減らしました。

 その後も引き続き、様々なサイト高速化対策を施しましたが、やはりASPのバナー広告がボトルネックとなります。大量のimgタグの影響で、どうしてもページ表示が遅くなるのです。

 解決策として、Echo.jsを使って、バナー広告を含む、ほぼ全ての画像を遅延ロードすることにしました。
 アフィリエイト報酬の減少に繋がりかねない行為ですが、様々な高速化対策を実施した後だったこともあり、結構あっさり決断しました。自分の中で一線を越えた瞬間です。

 おかげでサイト表示が早くなりました。ユーザーにとってはプラス要因ですし、SEO的にも悪くないと思われます。
 ただし、アフィリエイト報酬的には相当微妙です。何せ、肝心のバナー広告がワンテンポ遅れて表示されるのですから、以前と比べてインパクトが弱くなりました。少なくとも当面の間、アフィリエイト報酬は減る可能性が高いと思われます。

 今回のことで再認識したのは、ユーザーの大切さです。もちろんアフィリエイト報酬でお金を稼ぐことは大切ですが、それよりも重要なのはユーザーです。
 ユーザーが望むものを提供しなければ、Webサイトを公開したとしても誰も利用してくれません。利用者を増やすには、コンテンツ充実だけでなく、サイト高速化も必要です。それらを満たした上で、結果的にアフィリエイト報酬を手に入れる、というのが、自分にとっての理想だったはずです。ところが、その大切なことを、しばらくの間忘れていました。反省しています。

 今後しばらくは、現在のようなユーザーファースト路線でやっていきます。アフィリエイト報酬の落ち込みが激しかった場合、方向転換する可能性もなくはないですが、歯を食いしばって頑張ってみます。
 アフィリエイト業界の変化は激しいですが、ユーザーを第一に考えるという姿勢だけは、変えずにやっていきたいですね。

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