Author Rank(オーサーランク)対策でホワイトハットSEO

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 最近のSEOでは、被リンクの質と共に、コンテンツの内容が重視される。加えて、コンテンツ作成者の質も評価基準になる(なった?)らしい。いわゆる「Author Rank(オーサーランク)」というものだ。
 この「Author Rank」を高めるには、Google+の活用が必要不可欠である。良質なサイトを複数運営しているコンテンツ作成者の場合、特に効果があると推測できる。それらのサイト群とコンテンツ作成者を、Google+をハブにして徹底的に紐づければ、「Author Rank」に好影響を及ぼす可能性が高くなる。
 
 という訳で、運営するWebサイトの中から特に良質なものを数サイト選び出し、それらをGoogle+をハブにして徹底的に紐づけた。
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 以下、実際にやった手順を書き残しておく。
 

1.Googleのアカウントを作成後に、Google+に登録し、顔写真をアップロード。

 何はともあれGoogleのアカウントが必要。その後、Google+に登録して、プロフィールに自分の顔写真を設定する。
 顔写真については、コンテンツ作成者情報をGoogle検索結果に表示させるために必要。また、Google+をハブ化するためには、プロフィールに顔写真を掲載していることが前提。ただし、両方とも伝聞情報なので、以下の手順は顔写真なしで可能かもしれない。
 

2.Analyticsとウェブマスターツールの登録。

 より効果の高いSEOを目指すために、Analyticsとウェブマスターツールが利用できるようにしておく。

3.Analyticsのトラッキングコードを取得し、サイトに貼ってアップロードする。

 Analyticsへの登録時に、標準の非同期タグを使用する。
 

4.ウェブマスターツールにサイトを登録する。

 ウェブマスターツール登録に、サイトの確認手段としてAnalyticsの非同期タグが推奨されている。よって、事前にAnalytics設定をしておけば手続きは完了。
 このとき、サイトマップ登録をすることを推奨する。(必須ではない)
 

5.Google+で各サイトのページを作成し、各サイトと紐づける。

 紐づけたいサイトごとに、Google+において「ページ」を作成する。

  1. 「ホーム」にカーソルを合わせて「ページ」をクリック
  2. 「ページを作成」をクリック
  3. 「ブランド」をクリック
  4. 「ページ名」と「ウェブサイト」と「ページの種類」を入力して、規約への同意にチェックを入れて「ページを作成」をクリック

 これで「ページ」が作成される。その後、サイトの確認を行なうが、ウェブマスターツールに登録されているサイトであれば即座に終わる。
 「ページ」は複数作成できるので、以上の作業を、Google+と紐づけたいサイトの数だけ繰り返す。「ページ」作成後は、こまめに更新する必要がある(何らかの工夫がないと更新を継続するのは難しそう)。
 

6.Google+の「寄稿先」に各サイトを登録し、各サイトと紐づける。

 Google+の「寄稿先」に運営するサイトを登録する。複数のサイトを登録可能。

  1. 「ホーム」にカーソルを合わせて「プロフィール」をクリック
  2. 「基本情報」をクリック
  3. 「リンク」の「編集」をクリック
  4. 「寄稿先」の「カスタム リンクを追加」をクリックし、「ラベル」(サイト名)と「URL」を入力。Google+と紐づけたいサイトの数だけ繰り返す。最後に「保存」をクリック

 これでGoogle+側の作業は終了。
 

7.各サイトに著作者リンクとGoogle+バッジを貼り付ける。

 最後に各サイトに2つのHTMLタグを貼り付ける。
 1つ目の著作者リンクは「<a href=”https://plus.google.com/xxxxxxxxxxxx?rel=author”>著作者</a>」のように記述する(「https://plus.google.com/xxxxxxxxxxxx」は各人のGoogle+のURL)。
 2つ目の「Google+ バッジ」は「Google+ Platform」で作成する。
 

8.構造化データテストツールで各サイトとGoogle+が紐づけられたかを確認する。

 実際に紐づけられたかを構造化データ テスト ツールで確認。
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 「Author Rank」対策でGoogle+を活用する注意点として、各サイトとGoogle+を紐づけるだけでなく、ウエブマスターツールやAnalyticsとも統合されることが挙げられる。すなわち全てをGoogleに預けることになる。
 コンテンツ作成者が「ホワイト」であれば問題ない。しかし何か悪いことをすると、即座にGoogleに伝わる可能性が高い。これは非常にマズい。「Author Rank」が低下して、紐づけられた全てのサイトは芋づる式に評価を下げるだろう。「Author Rank」の負の側面であり、ブラックハットSEOは確実にやりにくくなる。
 
 自分の場合、合計7つのサイトをGoogle+に紐づけた。ページビューにばらつきはあるが、コンテンツの質に自信があるものばかりだ。この中には、収益サイトだけでなく、公益性の高い非収益サイトもいくつか含まれている。
 
 4つの収益サイトについては、ウエブマスターツールとAnalyticsとAdsenseを既に紐づけていた。よって、そこにGoogle+を追加で紐づけるだけだったので楽だった。
 だが、3つの非収益サイトについては結構大変だった。ウエブマスターツールにもAnalyticsにも登録していなかった。Faviconを作ったり、最低限のSEOをしたりと、基本的なことから始めなければならなかった。質は高いが、作りっぱなしで放置されていたサイト群なのだ。ちなみに収益サイトへのリンクもないw もったいない話ではあるが、事実だから仕方ない。

 なお、自分にとっての「Author Rank」とは、収益性の高いサイト群と、公益性の高い非収益サイト群を、Googleが推奨する「Google+をハブとする」やり方で、明示的に紐づける作業である。
 今後、SEO効果が出てくることを期待したい。

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